2018年8月19日日曜日

コストコリブフィガーと茄子の炒め物
コストコで毎回買い求める、中落カルビの「リブフィンガー」をオイスターソース風味で、いつもの五十嵐メソッドで炒めました。ここんとこの進化としては、お肉のゼラチンコーティングでしょう。しっかりゼラチンをコーティングしてから、表面の焼き締めをすると、モチッとした食感と溢れる肉汁が、もう異次元です。野菜については、オリーブオイルでコーティングしているので、ゼラチンの必要性は感じません。いつものように、火の通りの早い遅いで時間差で加熱をしますので、オイルコーティングも、時間のかかる茄子と玉ねぎ、比較的早いパプリカとにんにくの芽に分けてしています。時間のかかる方は、都合2分、早い方は1分の加熱です。具材の切り方にもよるんでしょうけど、2分と1分でちょうどいいアルデンテの食感になるのがわかりました。お肉は、それ単体でウマイと言うより、野菜の味わいをアゲるための調味料の様な役割が大きいような気がします。
合わせているワインは、抜いて2日目のタナ主体の赤です。タンニンの向こう側に繊細な渋が、早くも現れました。この変化は、通常3日目以降に起こるんですけどね~

抜いて即は、真っ赤な少しダルな果実味で、タナの硬さを補っていたシラーも、しっかり開いて苦渋を感じさせてくれてます。
逆にタナは、柔らかにほどけているんで、全体としてちょうどよい味わいのバランスになっていました。
茄子と、パプリカの青っぽさがワインに含まれてるエレガントな青っぽさとエグみを顕在化してくれてるんで、ワインの味わいが分厚く感じられました。ホント、安☆ウマなワインですわ、コレ。


 材料

・リブフィンガー(中落カルビ) ── 80g
・茄子 ── 2本
・パプリカ ── 1/5個
・玉ねぎ ── 1/4個
・ニンニクの芽 ── 5本
・オリーブオイル ── 多め
・粉ゼラチン ── 2.5g
・オイスターソース ── 小さじ1
・ンニンニク塩麹 ── 大さじ1
・乾燥タマネギ ── 大さじ1
・黒酢 ── 大さじ3~4
・水 ── 150ml

 詳しい作り方

01
材料です。この状態だとお肉メインに見えますが、野菜を刻むと、印象が完全に逆転します。そうなってくると、お肉の牛脂の甘さと、コクは、野菜を美味しく食べるための調味料的な存在ですね。リブフィンガーは分量の粉ゼラチンをかけて、良く混ぜ合わせてから表面の焼き締めをしておきます。
02
火の通りに遅い茄子と玉ねぎ、早いパプリカとニンニクの芽に分けてオイルコーティングをします。オリーブオイルを野菜に絡めつつ、ハービシャスなスペインの泡を飲むと、野菜の青っぽいニュアンスとワインの香味がシンクロして、思わず頬が緩みますね。
03
牛肉が入るので、オイスターソースは欠かせませんね。最終強火で旨味出汁を長めに詰めていく前提で、多めの黒酢も味わいの厚みを上げるのに一役買ってます。黒酢は、強めの加熱で、酸が飛んで、旨味だけが残ってくれるので、出来上がりに酢を感じないんで、よく使っています。オイスターソース以下の材料をフライパンに入れて良く溶かして蓋をして中火にかけます。
04
旨味出汁が沸騰したら、火の通りの遅い茄子と玉ねぎを先に入れて、蓋をして1分加熱します。指定時間経過で火を止め、火の通りの早いパプリカとニンニクの芽、焼〆ておいたリブフィンガーを入れ、ざっと上下を返して、蓋をして中火にかけます。旨味出汁が沸騰した時点から1分加熱します。
05
指定時間経過で消火して、取っ手付きのザルで具材と旨味出汁を分離して、手早く詰めていきます。手早くしないと、分離した野菜に余熱で火が入り過ぎてアルデンテでなくなるので、ココは、ダッシュで詰めていきます。
06
大体半分くらいまで詰まると、旨味出汁の粘性が上がってきます。それを見極たら、サッと消火して具材をフライパンに戻して、詰まった旨味出汁と良く絡めたら完成です。
出展ワイン
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こちらは、南西地区はマディランのタナ75%、シラー25%で出来たワインです。マディラン地区と言えば、タナ種の銘醸地区でもあり、いわゆるAOCマディランのワインだと2000円を軽く超えてくる商品も多く、当店の守備範囲外でしたが、税込み1200円で売れるこの商品を発見し、テンションも高く試飲したのを思い出します。

味わい的には、こちらをご覧ください

いわゆるAOCマディランのタナ100%のワインだと、開くまでに時間がかかったりするんですが、このワインは、シラーを25%配合することで、注いで即を口に含んでも、柔らかな味わいが感じられます。全体としてまろやかで、誰にでも楽しんでいただける味わいだと思います。

食べ物と合わせるなら、お肉系より、青っぽいニュアンスのある野菜類と合わせていただきたいですねぇ。「こちらをご覧ください」の先でも書いておりましたが、今までのワインを料理の調味料として相性を推しはかるのではなく、ワインの味わい自体にフォーカスした考え方なんです。

ワイン単体では、味わいの奥底に沈んでいる、軸や、果皮、種子に由来する青っぽい野菜のエグみに通じるニュアンスを、野菜の青っぽさやエグさと合わせることで、ワインの味わいの要素として顕在化させることが可能になります。

今まで、味わいの奥底に眠っていた味わいの要素が、はっきり認識できるようになるので、ワインの味わいのボリュームが大きくなったように感じるのです。

ワインと青っぽい野菜、是非合わせてみてくださいませ。

↓こちらは、タナ種が使われているワインになります↓
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アラミスレッドと併せて、飲み比べてみて下さいませ。

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サンジョベーゼ100%のアン・ウッドです。
こちらは同じワイナリーで、同じ品種のたる熟成されたワインです。飲み比べると「あっ、これが熟成の樽に由来するバニラのニュアンスか」と解って頂けるかと。

↓こちら、サンジョベーゼが使われているワインになります↓
サンジョベーゼ.jpg
中でも、同じサンジョベーゼで出来たワインとは、到底思えないワインです。
こんなにも苦いサンジョベーゼは、初めてです。初めて試飲した時の「ナニコレ」感は、今でも忘れられません。飲み比べられる際は、お忘れなく。充分ワインブログ1本分のネタになってくれる事うけあいです。